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セントジョーンズワート

セントジョーンズ・ワートはヨーロッパや西アジアの温帯地域を原産とするオトギリソウ科の野草で、独特の強い香りを発っする黄色い花びらをもった植物です。日本名は西洋オトギリソウといい、軽度から中程度のうつ病、更年期障害、自律神経失調症に効果があるハーブとして、古来よりヨーロッパで用いられ、ドイツで研究されてきました。現在、アメリカでは最も売れているサプリメントの1つです。日本では医薬品としては認められておらず、健康補助食品としてコンビニやドラッグストアー等で販売されています。

もっとも研究が進んでいるドイツでは、軽度から中度のうつ病に対する治療薬として承認されており、ストレスや気分の落ち込みを訴える人に、医師が最初に処方する薬として選択されています。実に抗うつ薬市場の50%以上をセントジョーンズ・ワートが占めており、抗うつ剤として有名なプロザックは2%にも届きません。ドイツではセントジョーンズ・ワートを常用しているうつの患者さんが2000万人以上います。

それでは、現在医薬品として処方されている抗うつ薬と比較してこのようなハーブの効果はどうなのでしょう。これまで行われた臨床試験(他の抗うつ薬との比較研究)では、抗うつ薬と同等の抗うつ効果(50〜80%)を示し、かつ副作用が少ないという結果でした。『Journal of Geriatric Psychiatry and Neurology誌』のセントジョーンズ・ワートの特集でも、編集発行人のMichael A.Jenike博士が副作用の少なさについて言及しています。「抗うつ薬にある性機能不全や他の顕著な副作用が少ないことは、うつ病の第一選択肢になりうる」(同氏のコメント)。

<<ドイツでは以下の症状に効果があるとされている>>
  @ 抑うつ状態
  A 不安

<<セントジョーンズ・ワートの作用に関する報告>>
セントジョーンズ・ワートのエキスにはヒペリシンとハイパーフォリンと呼ばれる成分が含まれており、これらが抗うつ効果を持つことが報告されています。したがって、数多くのセントジョーンズ・ワート製品の中からより効果的な製品を選択するためには、成分表示の明らかなものを選択することをお奨めします。作用として以下のような作用があるとされています。

  @ セロトニン再取り込み阻害作用
  A ノルアドレナリン再取り込み阻害作用
  B モンオアミンオキシダーゼ阻害作用

<<効用が現れるまでの期間>>
一般的抗うつ薬よりもやや長く、6週間は継続して効果を判定すべきです。

セントジョーンズワート
セントジョーンズ・ワート
(西洋オトギリ草)

副作用は0.7.%〜10.8%であり、抗うつ薬(36%)と比較して極めてまれで軽度です(『Buritish Medical Journal』誌)。このように安全な薬物ですが、小児への投与およびへ授乳中の投与はさけるべきであり、また光過敏症の方への投与は禁忌です。その他、胃腸障害・アレルギー反応などを生じることもあります。さらに、厚生労働省のホームページにあるようにセントジョーンズ・ワートは他の薬剤との相互作用がありますので、医師との相談の上使用する方が安全ですし、万が一副作用がでたときでも安心です。

 

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