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<強迫性障害>
強迫性障害とは、自分では望んでいない不快な考えが頭に何度も浮かぶため、その不安を振り払う為に、同じ行動をくり返してしまう病気です。
代表的なものとしては手を何度も洗わずにはいられない、ガスの元栓を何度も確認しなくては気がすまない、など、誰でもたまには経験する行動なのです。それが習慣的かつ非常にエスカレートして生活に支障をきたすほどの状態が強迫性障害です。そして、患者さんが自分の不快な考えについてばかばかしいことであると認識しているにもかかわらず、こだわらずにいられないことが特徴です。
自分独自の儀式的なことを行うこともあります。それをしないと何か悪いことが起きると考えることもあります。エネルギーを確認や儀式に消耗して疲れ切ってしまい、日常生活に支障をきたします。強迫性障害の治療法もある程度確定してきています。強迫性障害の治療において重要なことは、この病気を正しく理解することです。すなわち、強迫症状がその人の性格や意志によるものではなく「治療可能な症状である」ということを認識することです。適切な治療を早期に開始すれば良くなることが多い症状です。強迫性障害の治療は「薬物療法」と「認知行動療法」の2つを中心として行われます。
また、強迫性障害は症状が多様で見分けにくい疾患のため、専門医を受診して正しい診断を受けることが大切です。
以前受診された患者さんで内科の血液検査で(筋肉の酵素)CPKの高値を指摘され、以後様々な検査を受けましたが原因がわからず、全く別件で当科を受診された方がいました。お話をうかがううちに、強迫的に掃除を必要以上に繰り返し行っていたことが判明いたしました。その繰り返しの結果、筋肉がこわれてしまい、酵素であるCPKが異常高値を示したのです。
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